基本紹介編集履歴
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オーストラリアのアウトバックで最も有名なウルル。
ウルルーカタ・ジュタ国立公園として世界自然遺産である。
年間35万人が訪れるこの地は、先住民アボリジニの聖地でもある。
ツァーなどまるで考えにはないので、ケアンズからエアーズロック空港へ飛ぶ。
そこからはレンタカーで各所を訪問する。
「世界の中心で愛を叫ぶ」のロケ地として有名になったワタルカ公園キングスキャニオン。
この地へ来た人がみんな行くウルル。そして、カタ・ジュダ。
宿泊場所はその近辺を移動。
誰もが知っているし、情報は溢れているので簡単に。
各所への移動距離が半端でない。
ウルルーカタ・ジュタ一帯は保護地区で宿泊場所も限定、お高い。
そのキャンプグランドにはビジターセンターほか全てが集中する
車で、近くへ行く。
写真には写っていない立派な舗装道路があり、料金所もある。
朝日に照らされるウルルを見る場所、サンライズスポット、
夕陽に映えるウルルを撮る場所、サンセットスポットは全て指定。
場所取り合戦もある。
撮られた写真がみんな似ているのはそういうこと。
まずは、サンライズスポット。
見慣れたウルルと違うのは、見る角度が違うから。
サンセットポイントは、ツァー客と一般で場所が分けられる。
お互いが写り込まないように、でも見る角度はほぼ同じ。
次にやること。
年間35万人近く訪れる人の内、10万人ぐらいが登山するらしい。
以前はともかく、最近はずっと論議されている行為だ。
先住民アボリジニの方々は、自分達の聖地だから登山をして欲しくない。
オーストラリア政府も禁止したいようだが、貴重な観光収入源だから。
これは分かっていたことなので、宗教心のない自分はどうするか。
当然、登らない。
標高差340㍍ぐらいなら軽いもの、だからやめ。
ウルルの周囲を歩いて回るベイスウォークにする。
9.4㎞。平坦だが、面白そうだ。
ウルルの色んな表情が見られそう。
所謂、登山口から右回りに出発する。すると、聖地の命ともいうべき水貯まりがある。
折角、「遊泳禁止」なのに、水は枯れていた。
地層むきだしの、波打った壁を見ていく。
遠くからだと、ちょっとした襞。
雨が降れば滝ができ、浸食される。
軽い歩きのつもりだったが、暑い。
襞のない壁面には、ぽこぽこ孔があいている。
それがなんとも面白い。(おい、聖地だぞ)
これらの孔には、聖なる名前が付けられている。
反対側というか、曲がり角にくる。
えっ、これもウルル?少し、退いて、見る。
退いたら、舗装道路に出てしまった。
というように、ウルルを周回する歩道もあれば、車道もある。
歩道のコース、ベイスウォークの地図説明が随所にある。
先ほどの地点は、上図の右の角。
言ってみればウルルは、平たい三角柱か。
でもって、先の所を横から見れば、こう。
聖地では、休んでいる人がいる。
そこで、先住民の描いた壁画を見る。
ここら辺には、野生のらくだが結構、住んでいるんだとか。
そろそろ周回歩きが終わりそうだ
こんな天気がよくても、風でだめらしい。
いつもこんな天気だから、雨天こそ超ラッキーなんだろう。
また、この登山で遭難した人の碑が壁に埋め込まれている。(中央の窪)
その上、付録。
キャンプグランドの宿泊テントはこれ。
ファスナーで開閉して入り、中には簡易ベッドほか。
弾丸ツァーの若者は、こんなシュラフだけで地面にごろん。
エアーズロック空港間近で見えたウルル。
やはり、すぐ分かる。目立つ。
ついでに空港と飛行機。
ウルルのキャンプグランド宿泊があまりに高いので、
70㌔ぐらい離れたところのモーテル、カーティンスプリングズなのだ。
ここでいつも見えたのは、
ウルルのむこうを張ってるマウントコナー(コナー山)。
荒野にポツンは、ウルルだけでなく、他にも一杯だった。
しかもこれ、登ろうと思ったら、私有地で有料だった。