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セーヌから見るパリの町並み
パリに来たらセーヌ川クルーズはもちろんはずせない計画の一つではないだろうか。パリの有名な遊覧船コースは4つ。一つ目はエッフェル塔近くのイエナ橋たもと発着のバトー・パリジャン(BateaxParisiens)というガラス屋根付きの大型遊覧船コースである。二つ目はイエナ橋から数えて東二本目のアルマ橋付近で発着するバトー・ムーシュ(BateauxMouches)。セーヌ川クルーズの代名詞になっていると言われるほどの老舗クローズ会社が運営する遊覧船。三つ目はシテ島の西端に乗船場を構えるヴデット・デュ・ポン・ヌフ(VedettesduPontNeuf)から出ているモーター・ボート感覚の小型船を利用することが特徴である。四つ目はシャン・ド・マルス(Champ-de-Mars)から出ているヴデット・ドゥ・パリである。
今回選んだのはバトー・ムーシュ。初回なので、やはり「代表的」といわれるものに。いよいよ乗船へ。クルージングの醍醐味というと、まずは地上を歩いている時に見えなかった風景を楽しめること。個性的な橋を身近で観察できることはもちろん、橋脚に飾る様々な彫刻の生き生きとした感覚が身に沁みるほど伝わってくる。通り過ぎるのがほんの一瞬の出来事。船のスピードが意外と速い。また、バトー・ムッシュのクローズコースはパリの中心エリアを網羅したため、訪ねたばかりの数々の建築物を違う角度からもう一度見れたことも、旅行者にとっては嬉しい体験である。オルセー美術館。ルーヴル美術館。アレクサンドル3世橋にエッフェル塔。コンシェルジュリー。面白い発見。フリーのアーティストの作品か、岸辺の壁面に大きな目が。何よりもパリらしい風景だ。