しっとりとした良い雰囲気のお寺
チェンマイにある「ワット・ウーモン」は、古いガイドブックによると毎週日曜の3時から瞑想会があるとのこと。「ワット・ウーモン」はひっそりとしたお寺で、長野県は戸隠に来たようなひんやりした林の中を行くと暗いトンネル(ウーモン)があり、その奥に仏像が安置されている。太陽の光が仏像の上だけ入るようになっている。「ワット・ウーモン」はメンラーイ王という人が14世紀末に、静かな環境で瞑想できるように、とこの山奥にトンネルを掘って建てたらしい。観光客はあまり見かけず、地元の人が何人か参拝に来ている。しっとりとした良い雰囲気のお寺だ。瞑想センターという建物があったので、勝手にお邪魔してみる。中に人がいないか声をかけるが、誰も出て来る様子がない。トイレや部屋があって、誰か住んでいるようだ。座り心地のいい椅子があるから寛いでいると、しばらくして僧侶が外から入ってきて、笑顔でコーヒーを出してくれる。修業をしに来たのだと勘違いされたよう。外国人や観光者も好きなだけ「ワット・ウーモン」で寝泊りし修行することができるという。ちなみに瞑想会の場所はここではないらしい。
タイでは女性があまり僧侶に近づいたり、むやみに話すのは良くない?と聞いていたので、今まで接することも無かったが、ここの僧侶はとても穏やかに話をしてくれた。チェンマイの人はいつも笑顔を絶やさないようにしています、という僧侶の言葉が印象的である。
ワット・ウーモンの楽しみ方
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