ガーキン

The Gherkin 30 St. Mary Axe

ザ・ガーキン

The Gherkin  30 St. Mary Axe

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モダンな建物もたくさんある中でひと際目立つ建物がこちら!

ガーキンロンドンというと古い街並みを思い浮かべられるかもしれないが、モダンな建物もたくさんある。なかでもひときわ目をひくのが「ガーキン(TheGherkin)」というピクルスに使うキュウリの愛称で親しまれているこのビル。できた当初は、そのユニークな外観から市民の間に景観論争を巻き起こし、グロテスクとの不名誉な批判も浴びたようだが、今ではすっかりロンドンのランドマークのひとつとして定着している。「ガーキン」の独特の形状は、奇抜さを衒った建築家のエゴからくるものではなく、合理性を綿密に計算されたもの。例えば、建物をこの独特なガラス張りの円錐形状にすることで、周囲の景観への威圧感を抑制したり、ビル周辺に起こる風の乱気流を減少させたり、日影範囲の減少、内部空間の無柱化、日光が建物内に差し込める設計となっていることから、照明費用の削減や省エネなどの効果もある。また、ガラスの色が異なっている部分は,これに沿って吹き抜けがあることを示しているのだが、渦巻き状の吹き抜けは,ビル全体の換気を促して空調負荷の低減に効果があるよう。

ガーキン」は、以前この場所に建っていたロンドン海運集会所が1992年のIRAによる爆弾テロにより激しく損傷した後、紆余曲折を経て、ノーマン・フォスター卿と、彼の元同僚建築家であるケン・シャトルワースにより設計された。「ガーキン(ピクルスに使うキュウリ)」なんて揶揄されてはいるが、その知名度からか、2004年の完成から3年あまりで不動産価値が2倍以上に高騰し、以前はスイスリ社という世界最大級の再保険会社のロンドン本社ビルだったが、2007年にドイツの不動産投資会社に6億ポンド(1200億円強)で売却されている。オフィスビルなので、普段は非公開だが、毎年9月に開催されるロンドン・オープン・ハウスという歴史的価値の高い公共建造物や教会、学校、最新デザインのオフィスビル、個人宅など、優れた建築デザインを誇る多様な新旧建築物が週末の2日間に一般公開されるイベントで内部を見学することができる。もしくはシャローン・ストーン主演の映画「氷の微笑2」でデビッド・モリシー演じるミッシェル・グラスのオフィスがある場所という設定で、このビル使われているので是非ご覧になっては。

ガーキンの楽しみ方

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記事最終修正日時: 
2013.03.07 07:58
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