南山コル韓屋村で端午の節句イベント開催!お餅食べて菖蒲湯浴びて一年の厄払い
今日6月9日は陰暦で5月5日、韓国では陰暦で名節を祝うため、今日が端午の節句となります。
端午の節句にあたる5月5日は1年のなかで陽気が最も旺盛な日とされ、重要な名節として考えられてきました。
ソウル忠武路の南山コル韓屋村では、本日9日、端午の節句を迎え、イベントが盛大に開催されました。
端午の節句に食べる料理、スリチィットク(よもぎ餅)を体験
韓国では端午の日には、スリチィットクというお餅を食べます。
スリチィットクはヨモギで作ったお餅のことで、厄払いと心身の保養のために食べます。
南山コル韓屋村のイベントでも、試食会が無料で行われていました。
一口でヨモギの香りと自然な甘みが口のなか全体に広がります。
体験には含まれませんが、お餅と一緒に、4種の韓方薬が入った冷たい韓方茶「醍湖湯」も飲みます。
他にも、5月が旬の「さくらんぼ」と季節の果物を混ぜて食べるデザート(いわゆるフルーツポンチ)や、さくらんぼ餅なども端午の節句の代表的料理です。
名節の料理には厄払いの意味だけでなく、身体に良いように工夫されているところがまさしく東洋医学の発達した韓国らしい風習と言えます。
餅つきを現場で直接体験する市民
菖蒲湯で髪洗い
菖蒲は古くから病邪を払う薬草と考えられており、韓国では厄払いのために菖蒲湯で髪を洗う風習があります。
南山コル韓屋村でも即席で髪を洗う場所を用意。タオルなどもしっかり備蓄されています。
遠くからでも菖蒲湯の香りがします。
端午の節句とブランコ
広場に設置された大きなブランコ。子どもたちが楽しそうに乗って遊んでいました。
何故端午の節句にブランコなのかというと、古くから厄払いの意味を持っていたそうです。
端午の節句にブランコで遊ぶことで、子どもたちが元気に成長するよう祈ったと思われます。
広場では相撲大会も行われていました。
子どもから大人まで、海外からの観光客も楽しく文化体験
うちわづくり、健康長寿を祈願する五色の糸を編んで作るブレスレットなど文化体験も豊富。
フードトラックも出ていてお祭り気分を高めてくれます。
12時30分からは広場でフラッシュモブから始まるフュージョン音楽公演が。
しばし暑さを忘れ心地の良い音色に癒される一時です。
文化体験には韓服体験も欠かせません!文化体験の中でも一番、観光客でにぎわっていました。
端午の節句を五感で満喫!南山コル韓屋村フェスティバル
いかがでしたか?韓国の伝統文化が一度に楽しめる南山コル韓屋村の「端午の節句祭り」。
毎年行われるそうなので、是非来年は現場で参加してみませんか?
楽しく特別な思い出が作れますよ!