イタリアの冠婚葬祭

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イタリアの冠婚葬祭

■イタリアの結婚式

イタリアでも『ジューン・ブライド』という言葉があり、6月は結婚式のラッシュ。

イタリアの6月は青空と暑すぎない天候のため、日本の梅雨時期のジューンブライドとはかなり異なる。

海外からもイタリアで式を挙げようとやってくる人たちが少なくない。

イタリアでの結婚式の種類は市役所で式を挙げるものと、教会で式を挙げるものの2パターン。

 

*市役所の場合

①市役所にて結婚の申請をする。

②市役所の壁にカップルの結婚が公表される。

③周囲の反対が2週間無ければ、市役所にて市長と証人立会いのもと、簡単な式が行われる。

誓いの言葉、指輪の交換、紙にサインなどをして、やっと結婚が認められる。(だいたい15分ほど)

 

*教会の場合(離婚歴のある人は教会での式は挙げれない)

①市役所にて結婚の申請をする。

②神父との面接のため、通常、毎週1回1時間ずつ、3カ月に渡って教会に通わなければならない。
③市役所と教会の壁にカップルの結婚が公表される。

④周囲の反対がなければ結婚するのを認められ、教会での式が挙げられる。

⑤教会での結婚式が終われば、やっと結婚が認められる。

 

*披露宴

派手好きのイタリア人にとって結婚は一大イベントなので、結婚式や披露宴にはお金を惜しまない。

会場はレストランなどが多く、ウェディングドレスはオーダーメイドする人が多い。

日本のような出し物やスピーチなどはなく、お食事会形式で進む。

披露宴はだいたい夕方から夜に始まり、最終的に終わるのは深夜2時、3時ごろになる。

 

*結婚式の贈り物、お祝い

イタリアではお金を渡す習慣はあまりない。

結婚するカップルが事前に欲しい品物のリスト『リスタ・ノッツェLista Nozze』を親戚や友人に配り、

そのリスト中から贈るものを選んで買い、カップルに送るシステム。

贈る人が選べるように、ピンからキリまでの値段の品物をリストアップするのがルールとなっている。

 

 

■イタリアのお葬式

イタリアのお葬式はだいたい教会で行われる。

喪服は無いに等しく、参列するひとの服装は様々。(ただし南イタリアのほうは保守的なので喪服があるところもある)

お香典やお香典返しなどは無く、教会でも座る位置は自由。

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記事最終修正日時: 
2013.03.07 07:58
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